倉田コミュニティハウス

[2006年竣工 RC造2階 延べ 380㎡ 横浜]

地域に真に必要とされる公共施設を目指し、設計から管理運営まで継続的な市民参加を促す住民主体のワークショップ方式を取り入れた。回を重ねるごとに活発な意見・提案が出され、ソフト(行為)からハード(空間)への道筋が示された。特にワークショップの成果として挙げられるのは、音楽活動のニーズが高い地域を反映し、都市計画道路の高架下に別棟として音楽室を建設できたことである。また、横浜市の水源である山梨県道志村の間伐材を積極的に活用し、内装材としての羽目板の使用にとどまらず、屋根の荷重を負担する柱(構造材)、音楽室の外装仕上げ材としても活用している。